歩きと自転車どっちが痩せる?
「痩せたいな」と思ったとき、多くの人が思い浮かべるのがウォーキングや自転車ですよね。

手軽に始められるこの二つの運動ですが、
実際のところ、歩きと自転車どっちが痩せるの?
という疑問は、多くの人が一度は感じることだと思います。
ダイエットを成功させるためには、自分に合った方法を正しく理解して、
続けることが何よりも大切です。
この記事では、科学的なデータや様々な角度からの比較を通じて、あなたの疑問にしっかりとお答えしていきます。
この記事を読み終える頃には、あなたにピッタリのダイエット方法がきっと見つかります。
結論は「あなた次第」?!8コマでわかる記事のポイント
この記事の結論を、まずは8コマ漫画でサクッと見てみましょう!
「時間」と「距離」、何を基準にするかで、どっちが痩せやすいかは変わってきます。
そして、一番大切なことも…。
運動の常識を変える?第3の選択肢「E-bike」
「電動って運動にならないんじゃ…?」
その疑問、MOVEが解決します!
アシストがあるからこそ、辛くないから続けられる。ペダルをこぐ動作は立派な有酸素運動です。アシストレベルを調整すれば、自分に合った負荷でしっかりトレーニングできます。
この記事ではウォーキングと自転車を比較しますが、実は
「もっと楽に、もっと楽しく」運動を続けるための新しい選択肢があります。
それが電動アシスト自転車、特にパワフルなE-bikeです。
例えば、ファットタイヤが特徴の「MOVE」シリーズは、坂道や長距離も快適に
走破でき、運動のハードルをぐっと下げてくれます。
記事の後半で詳しくご紹介するので、お楽しみに。
徹底比較!歩きと自転車どっちが痩せる?
このセクションでは、ダイエットの基本となる消費カロリーや筋肉への影響といった、身体的な側面に焦点を当てて、ウォーキングと自転車を徹底的に比較していきます。
どちらがあなたの目指す身体づくりに適しているのか、
科学的な視点から見ていきましょう。
- 散歩やママチャリだとどっちが痩せますか?
- 歩きと自転車の消費カロリーを比較
- 歩きと自転車どっちが痩せるか同じ時間で比較
- 同じ距離なら歩きと自転車どっちが痩せる?
- 歩きと自転車で鍛えられる筋肉の違い
散歩やママチャリだとどっちが痩せますか?

結論から言うと、軽い散歩とゆっくりしたペースのママチャリを比較した場合、ママチャリの方が消費カロリーは高い傾向にあります。
運動の強さを表す「METs(メッツ)」という指標を使って比較すると、その違いがよくわかります。(厚生労働省METs表参照)
METsは、安静に座っている状態を「1」として、その何倍のエネルギーを消費するかを示す数値です。
一般的な散歩が約3.0 METs(安静に座っている状態の3倍のエネルギー)なのに対し、
通勤で使うような一般的な自転車(ママチャリを含む)は約4.0 METs(4倍のエネルギー)とされています。
つまり、同じ時間であれば、自転車の方がより多くのエネルギーを消費する計算になります。
そっかー!じゃあ、同じ時間お買い物に行くなら、
自転車の方がちょっとだけお得ってことですねっ!
ウキ!バナナ1本分くらいは違うウキ?
チー助くん、すぐバナナで計算するのやめなさい。
でも、ももちゃんさんの言う通り、少しでも効率を考えるなら
自転車に軍配が上がりますね。
例えば、体重50kgの人が30分間運動した場合を考えてみましょう。
散歩では約79kcalを消費するのに対し、自転車では約105kcalを消費します。
もちろん、これはあくまで目安の数値です。
散歩でも坂道を登ったり、少し早足で歩いたりすれば消費カロリーは増えます。
一方で、自転車も下り坂でペダルをこがなければ、運動強度は下がります。
手軽さや始めやすさで言えば、特別な道具がなくてもすぐに始められる散歩にメリットがあります。
しかし、ダイエットの効率を少しでも高めたいと考えるなら、ママチャリでの移動を意識的に生活に取り入れるのがおすすめです。
ウォーキングをもっと楽しむために
ウォーキングは手軽さが魅力ですが、どうせなら
服装もおしゃれに楽しみたいですよね。気分が上がれば、
もっと続けやすくなりますよ。
あわせて読みたい:ウォーキングを楽しむ服装
歩きと自転車の消費カロリーを比較

歩きと自転車の消費カロリーをより詳しく比較すると、運動の強度を上げることで、その差はさらに大きくなります。
前述の通り、運動強度を示すMETsという指標が比較の鍵を握ります。
様々な活動のMETs値を見てみると、運動のやり方次第で消費カロリーが大きく変わることが理解できます。
| 運動の種類 | 強度 (METs) | 体重60kgの人が30分 運動した場合の消費カロリー |
| ウォーキング (普通) | 3.0 METs | 約95 kcal |
| ウォーキング (早歩き) | 4.8 METs | 約151 kcal |
| 自転車 (ゆっくり) | 4.0 METs | 約126 kcal |
| 自転車 (中強度・時速約15km) | 6.8 METs | 約214 kcal |
Oh, amazing! The numbers are totally different depending
on the intensity!
ジョージ君は『強度によって数字が全然違うね!すごい!』と言っておる。
その通り、運動は”質“が大事なんじゃ。質が高いと言えば、
このワシのシルクのハンカチも質が高いぞい。…しっつれいしました!
博士、いつもありがとうございます…。このように、
単純に『歩くか、自転車に乗るか』だけでなく、『どのように行うか』
という運動の質が、ダイエット効果を大きく左右するのです。
この表からわかるように、同じウォーキングでも、普通に歩くのと早歩きとでは消費カロリーにかなりの差が出ます。
そして、自転車はウォーキングの早歩きよりもさらに高いカロリーを消費するポテンシャルを持っています。
特に、時速15km程度の「中強度」で自転車をこいだ場合、30分で消費するカロリーは
普通のウォーキングの2倍以上にもなります。
このように、単純に「歩くか、自転車に乗るか」だけでなく、「どのように行うか」という運動の質が、ダイエット効果を大きく左右するのです。
クイズで復習タイム!
さて、ここで少し頭の体操じゃ。今日学んだことが身についているか、
簡単なクイズで試してみようかのう。ヒントはこちらじゃぞ。
内容理解クイズ①
運動の強さを表す指標で、安静に座っている状態を「1」として、その何倍のエネルギーを消費するかを示す単位は「〇〇〇」である。
答えを見る
答え: METs(メッツ)
歩きと自転車どっちが痩せるか同じ時間で比較

もしあなたが「30分」や「1時間」といった、限られた時間の中で最大限のダイエット効果を得たいと考えているなら、自転車の方が効率的かもしれません。
これは、これまでに見てきたMETsの数値からも明らかです。
同じ時間運動した場合、自転車はウォーキングよりも高い運動強度を維持しやすく、結果としてより多くのカロリーを燃焼させることが可能です。
えー!自転車ってウォーキングの2倍も痩せやすいんですか?
すごい!チー助、聞いた?
ウキッ!ニバイ貝?おいしいウキ?
それはバイ貝ですね…。チー助くん、2倍というのは、
同じ時間なら2倍くらいカロリーを消費しやすい、という意味ですよ。
例えば、体重70kgの人が1時間運動したケースを考えてみます。
普通のウォーキング(時速4km程度)では約221kcalを消費しますが、自転車(時速15km程度)では約426kcalを消費するというデータがあります。
この差は非常に大きく、同じ時間を費やすのであれば、自転車の方が約2倍も痩せやすい計算になるのです。
高強度インターバルトレーニング(HIIT)の可能性

さらに、自転車は「高強度インターバルトレーニング(HIIT)」という、非常に時間効率の高いトレーニングにも適しています。
これは、全力でペダルをこぐ時間と、ゆっくり休む時間を交互に繰り返す方法です。
このトレーニングのすごいところは、「アフターバーン効果」にあります。
運動が終わった後も、身体は通常より高い代謝状態を維持し、数時間から、長い場合には72時間もカロリーを燃し続けてくれるのです。
短時間の運動でここまでの効果が期待できるのは、忙しい現代人にとって大きな魅力と言えます。
8コマで見る!アフターバーン効果の仕組み
「運動後もカロリーが燃え続ける」って、一体どういうこと?
ちょっと不思議なこの現象を、8コマ漫画で分かりやすく解説します。
ウォーキングの強度にも注目

ただし、ウォーキングの効果も侮れません。
アメリカの女性を16年間追跡した大規模な研究では、自転車に乗る時間を増やすことは長期的な体重増加の抑制に効果的でしたが、ゆっくり歩くことでは明確な効果が見られなかったと報告されています。
健康へのウォーキングとサイクリング:都市、州、国際データの比較分析
この研究は、ウォーキングや自転車といった日常の移動手段が、私たちの健康にどれほど良い影響を与えるかを、国際的な視点から大規模に調査したものです。14カ国、アメリカの全50州、そして47の大都市という膨大なデータを分析しています。
その結果、非常に興味深い関係が見えてきました。分析したすべての地域レベルにおいて、ウォーキングや自転車での移動が活発な地域ほど、肥満の人の割合が一貫して低いという事実が明らかになったのです。
さらに、アメリカ国内のデータに絞って見ると、これらのアクティブな移動が多い州や都市では、推奨される運動量を達成している人の割合が高く、糖尿病を患っている人の割合が低いことも分かりました。
この研究は、日常の移動手段を車から徒歩や自転車に変えることが、個人の健康だけでなく、社会全体の肥満や生活習慣病の問題を解決する上で、非常に重要な鍵となることを力強く示唆しています。
出典: Walking and Cycling to Health: A Comparative Analysis of City, State, and International Data (Am J Public Health. 2010)
この研究は、ウォーキングで効果を出すには、ただ歩くだけでなく、少しペースを上げた「早歩き」のように、ある程度の強度を意識することが大切であることを教えてくれます。
クイズで復習タイム!
ふむ、HIITは実に興味深いトレーニング方法じゃな。さて、記憶が新しいうちにもう一問じゃ。ヒントはこちらじゃ。
内容理解クイズ②
自転車を使った高強度インターバルトレーニング(HIIT)の後、数時間から数十時間にわたって代謝が高い状態が続き、カロリーが燃え続ける現象を「〇〇〇〇〇〇〇効果」と呼びます。
答えを見る
答え: アフターバーン効果
同じ距離なら歩きと自転車どっちが痩せる?

「時間」ではなく「距離」を基準に考えると、面白いことに結論は逆転します。
例えば、「家から5km先の駅まで行く」というように、移動する距離が同じ場合、ウォーキングの方が総消費カロリーは多くなる可能性があります。
え、なんでですか?速い自転車の方が運動になるんじゃないんですか?
良い質問じゃな、ももちゃん。例えるなら、目的地まで
『弱火でコトコト長時間煮込む』のがウォーキングで、
『強火でサッと短時間で炒める』のが自転車じゃ。
同じ食材(距離)でも、調理時間(運動時間)が長い方が、
より多くのガス(カロリー)を使うじゃろ?
なるほどー!分かりやすいです!
なぜなら、自転車は歩きよりもずっと速く目的地に着いてしまうからです。
一般的なスピードを比較すると、自転車は歩きの約5倍の速さが出ると言われています。
信号待ちなどを考慮しても、移動時間は約3倍の違いが出ます。
つまり、同じ距離を移動するために、ウォーキングは自転車の3倍も長く運動し続けることになるのです。
ウォーキングは自転車に比べて運動強度は低いですが、そのぶん長時間にわたってカロリーを消費し続けます。
その結果、タスクとして「特定の距離を移動する」というシナリオにおいては、ウォーキングの方がトータルで多くのカロリーを消費するという逆説が生まれるのです。
8コマで納得!消費カロリー逆転の謎
「速い自転車より、ゆっくり歩く方がカロリーを多く消費するって本当?」
この不思議な現象のカラクリを、8コマ漫画で見てみましょう!
この事実は、あなたの生活の中で何を優先するかによって、最適な選択が変わることを示しています。
もし運動に使える「時間」が限られているなら自転車が最適です。
しかし、もし「移動距離」が決まっていて、それをダイエットに活かしたい(例:通勤・通学)のであれば、時間はかかりますがウォーキングが非常に効果的な手段となります。
クイズで復習タイム!
時間と距離、視点を変えると結果が変わるのは面白いものじゃ。
この逆説、しっかり理解できたかな?腕試しじゃ。ヒントはこちらじゃぞ。
内容理解クイズ③
「時間」ではなく「距離」を基準にした場合(例:5km先の目的地に行く)、運動時間が長くなるため、総消費カロリーが多くなる可能性があるのは、ウォーキングと自転車のどちらでしょう?
答えを見る
答え: ウォーキング
歩きと自転車で鍛えられる筋肉の違い

ウォーキングと自転車は、痩せる効果だけでなく、鍛えられる筋肉の部位や、体型に与える影響にも違いがあります。
どちらを選ぶかによって、あなたの身体の引き締まり方が変わってくるかもしれません。
私、モデルだから脚が太くなるのはイヤなんですけど、
引き締まった脚にはなりたいな♡
私は健康的でしなやかな筋肉が欲しいな。
ももちゃんとは目指すところが違うから!
お二人のように、どんな体型を目指すかによっても、
選ぶ運動は変わってきます。それぞれの運動が、
どの筋肉にどう作用するのか見ていきましょう。
4コマで比較!鍛えられる筋肉の違い
文章だけだと分かりにくい筋肉の話も、イラストなら一目瞭然!ウォーキングと自転車、それぞれで体のどこが使われているのか、4コマで見ていきましょう。
ウォーキングで鍛えられる筋肉と体型への影響

正しいフォームでウォーキングを行うと、実は下半身だけでなく、全身の筋肉を使う非常に優れた運動になります。
歩くときに地面を蹴り出す動作では、お尻(大臀筋)や太ももの裏側(ハムストリングス)が主役となります。
しかし、ウォーキングの真の価値は、体幹への効果にあると考えられます。背筋をまっすぐに伸ばし、良い姿勢を保つためには、お腹(腹直筋)と背中(脊柱起立筋)の筋肉が常に働き続ける必要があります。
このように、ウォーキングは全身の筋肉をバランス良く整え、機能的で美しい姿勢を作るのに役立ちます。
ただし、その効果には性別による差があるかもしれません。フランスで行われた1万人以上の大規模な調査では、女性においてウォーキングの習慣は体重や腹囲と関連していましたが、男性ではっきりとした関連は見られませんでした。(こちらの論文にジャンプ)
自転車で鍛えられる筋肉と体型への影響

一方、自転車は下半身の筋肉に集中的かつ強力な負荷をかけるトレーニングです。ペダルを強く踏み込む動作では、体の中で最も大きな筋肉である太ももの前側(大腿四頭筋)がメインで使われます。
これらの大きな筋肉を鍛えることは、基礎代謝の向上に大きく貢献し、痩せやすい身体を作ることにつながります。
そして、複数の研究が、自転車の習慣がより良い体型と関連していることを示しています。
フィンランドの若い男性を対象とした研究では、自転車通勤をする人はウォーキングをする人に比べて、BMIや腹囲が低く、全体的な健康状態も良好でした。
若年男性において、職場や学校へのサイクリングは体力、体組成、心血管代謝リスククラスターと関連するが、ウォーキングは関連しない
この研究は、「ウォーキングと自転車、どちらが健康に良いのか?」という疑問に、フィンランドの若い男性(平均26歳)のデータを基に、より具体的に迫ったものです。通勤や通学の手段が、体力や体型、そして生活習慣病のリスクとどう関係しているかを詳細に調べています。
その結果は非常に明確でした。自転車で通勤・通学している男性は、車や公共交通機関を使っている人に比べて、BMI(肥満度)や腹囲が低く、体力(全身持久力)が高いことが分かりました。さらに、血糖値や血圧、脂質といった数値を総合した「心血管代謝リスク」も明らかに低かったのです。
驚くべきことに、この研究ではウォーキングで通勤・通学している人には、これらの健康上のメリットが明確には見られませんでした。
研究者たちは、サイクリングの方がウォーキングよりも運動強度が高くなることが、この差を生んだ一因ではないかと考えています。この結果は、特に若い男性が健康維持や体型改善を目指す上で、ウォーキングよりもサイクリングの方が効果的である可能性を示唆しています。
出典: Cycling but not walking to work or study is associated with physical fitness, body composition and clustered cardiometabolic risk in young men (BMJ Open Sport & Exercise Medicine. 2020)
また、前述のフランスの研究でも、自転車の習慣は男女ともに低い体重、腹囲、体脂肪率と強く関連していることが報告されています。特に男性ではその関連が顕著でした。
ウォーキングとサイクリングの体重、体脂肪、および脂肪分布との異なる関連性
この研究は、フランスの成人12,000人以上を対象に、ウォーキングとサイクリングが「痩せる」という点において、具体的にどのように異なる効果を持つのかを男女別に詳しく調べたものです。単なる肥満度(BMI)だけでなく、多くの人が気になるお腹周り(腹囲)や体脂肪率との関連を分析しているのが大きな特徴です。
その結果、運動の種類と性別によって、体型への影響に違いがあることが明らかになりました。サイクリングは男女ともに非常に効果的で、週に1.5時間以上自転車に乗る習慣がある人は、そうでない人に比べて体重、腹囲、体脂肪率が明らかに低いという結果でした。
一方、ウォーキングの効果には男女差が見られました。女性では、よく歩く人ほど体型が良いという関連が見られたものの、男性においては、ウォーキングの量と肥満の指標との間に、はっきりとした関連が見られなかったのです。
この研究は、ダイエットや体型維持を目的とする場合、ウォーキングとサイクリングは分けて考える必要があり、特に男性にとってはサイクリングがより効果的な選択肢である可能性を示唆しています。
出典: Differential Associations of Walking and Cycling with Body Weight, Body Fat and Fat Distribution – the ACTI-Cités Project (Obes Facts. 2018)
| 筋肉群 | ウォーキング (正しいフォーム) | 自転車 | 主な働き |
| 大腿四頭筋 (太もも前) | 中程度 | 高 | 脚を伸ばす (踏み込み) |
| ハムストリングス (太もも裏) | 高 | 中~高 | 脚を曲げる (引き上げ) |
| 大臀筋(お尻) | 高 | 高 | 股関節を伸ばす (パワーの源) |
| 体幹(腹筋・背筋) | 高 | 中~高 | 身体を安定させる |
これらの研究結果は、体型を引き締めたい、特に男性にとっては、ウォーキングよりもサイクリングの方が効果的な選択肢である可能性を示唆しています。
クイズで復習タイム!
うむ、筋肉の話は奥が深いのう。美しい姿勢のためには、
ある筋肉が重要じゃったな。覚えておるかな?ヒントはこちらじゃ。
内容理解クイズ④
ウォーキングで正しい姿勢を保つために重要な役割を果たし、全身の筋肉をバランス良く整えるのに役立つ、お腹や背中の筋肉群を総称して「〇〇」と呼びます。
答えを見る
答え: 体幹
実践編!歩きと自転車どっちが痩せるか深掘り
ここからは、より実践的な視点から、ウォーキングと自転車のダイエット効果をさらに深掘りしていきます。
消費カロリーや筋肉だけでなく、健康への影響や継続のしやすさ、
そして多くの人が気になる疑問についても詳しく解説します。
- 30分歩くのと10キロ自転車、痩せるのは?
- 歩くのと自転車、健康に良いのはどっちか
- もっと楽に、もっと楽しく!E-bikeという賢い選択
- 自転車は運動にならないという噂を検証
- 歩きと自転車どっちが痩せるか知恵袋の意見
- 結論!歩きと自転車どっちが痩せるのか
30分歩くのと10キロ自転車、痩せるのは?

「30分歩く」のと「10キロ自転車で走る」のでは、
どちらが痩せる効果が高いのでしょうか。
これは、それぞれの運動の強度やペースによって答えが変わってきます。
まず、「10キロを自転車で走る」のにかかる時間を考えてみましょう。
もし時速20kmで走れば、かかる時間はちょうど30分です。
この場合、運動時間は同じ「30分」になります。
ウキ!オイラなら時速1kmでバナナ食べながら10時間かけて走るウキ!
えらいわねー、チー助!10時間も頑張るの?
さきちゃん、それを褒めてはイカん。
イカんだけに、タコとイカでは大違いじゃ…おっと。
チー助君、それでは消費カロリーより摂取カロリーが上回ってしまうぞい。
では、同じ30分間の運動で消費カロリーを比較してみましょう。
体重60kgの人を例に計算します。
このように、運動の強度を上げれば、同じ時間でも自転車の方が消費カロリーは高くなる傾向があります。
ただし、自転車のペースが非常にゆっくりで、時速10km程度(3.5 METs)だった場合、10km走るのに1時間かかります。
その場合の消費カロリーは約221kcalです。
一方、もし30分のウォーキングを2回、合計1時間行ったとすると、消費カロリーは合計で約190kcal(普通のウォーキングの場合)となり、自転車に近付きます。
要するに、単純に「30分歩く」「10キロ自転車」と比べるのではなく、それぞれの運動にどれくらいの時間をかけ、どれくらいの強度で行うかによって、消費カロリーは大きく変動するのです。
どちらか一方が絶対的に優れているわけではなく、あなたの生活スタイルや体力に合わせて、継続しやすい方を選ぶことが大切になります。
歩くのと自転車、健康に良いのはどっちか

ダイエット効果だけでなく、長期的な健康を考えた場合、歩くことと自転車に乗ることには、それぞれ素晴らしいメリットがあります。
共通する大きな健康効果

まず、どちらの運動も健康に良いことは間違いありません。
国際的な大規模調査によると、日常的にウォーキングや自転車での移動が活発な地域ほど、肥満率が低く、糖尿病の人の割合も少ないことが示されています。
健康へのウォーキングとサイクリング:都市、州、国際データの比較分析
この研究は、ウォーキングや自転車といった日常の移動手段が、私たちの健康にどれほど良い影響を与えるかを、国際的な視点から大規模に調査したものです。14カ国、アメリカの全50州、そして47の大都市という膨大なデータを分析しています。
その結果、非常に興味深い関係が見えてきました。分析したすべての地域レベルにおいて、ウォーキングや自転車での移動が活発な地域ほど、肥満の人の割合が一貫して低いという事実が明らかになったのです。
さらに、アメリカ国内のデータに絞って見ると、これらのアクティブな移動が多い州や都市では、推奨される運動量を達成している人の割合が高く、糖尿病を患っている人の割合が低いことも分かりました。
この研究は、日常の移動手段を車から徒歩や自転車に変えることが、個人の健康だけでなく、社会全体の肥満や生活習慣病の問題を解決する上で、非常に重要な鍵となることを力強く示唆しています。
出典: Walking and Cycling to Health: A Comparative Analysis of City, State, and International Data (Am J Public Health. 2010)
つまり、車に頼らず自分の力で移動する習慣そのものが、社会全体の健康レベルを引き上げる力を持っているのです。
自転車が持つ特有の健康メリット

その上で、いくつかの研究は自転車が持つ特有の健康効果を指摘しています。
日本の厚生労働省の研究事業の一環で行われたレビューでは、海外の複数の研究を分析した結果、自転車通勤は総死亡リスクやがんによる死亡リスクを低下させ、その効果は徒歩通勤よりも高い可能性があると報告されました。
自転車運動トレーニングおよび自転車利用と健康効果: 文献レビュー
この報告書は、日本の厚生労働省の研究事業の一環として、自転車が私たちの健康にどのような素晴らしい効果をもたらすかについて、世界中の多くの研究論文をまとめて分析したものです。
分析の結果、自転車の利用は単なる移動手段に留まらない、多くの健康メリットがあることが分かりました。特に注目すべきは、通勤や通学で自転車を使っている人は、使っていない人と比べて、総死亡率や心血管疾患、がんなどの発症リスクが明らかに低いという点です。
さらに、複数の研究を統合した分析では、自転車通勤は、徒歩通勤と比較しても、総死亡リスクやがんによる死亡リスクをより低く抑える可能性があると報告されています。これは、ウォーキングと自転車のどちらを選ぶか迷っている人にとって、非常に重要な情報と言えるでしょう。
また、イタリアの都市をモデルにした計算では、自転車通勤をする人が増えるだけで、10年間で約5億円もの医療費が削減できる可能性も示されており、個人の健康だけでなく社会全体にも大きな利益をもたらすことが期待されています。
出典: 自転車運動トレーニングおよび自転車利用と健康効果: 文献レビュー (平成30年度厚生労働科学研究費補助金研究報告書)
URL: https://mhlw-grants.niph.go.jp/system/files/2018/182031/201809020A_upload/201809020A0009.pdf
So, cycling is not just for losing weight, but for a long and healthy life! It’s a great investment!
博士、通訳お願いします!
うむ。『サイクリングは痩せるだけでなく、
健康で長生きするための素晴らしい投資だ!』とな。まさにその通り。
目先の体重だけでなく、将来の健康という大きなリターンを見据えることが
重要じゃな。
さらに、デンマークで行われた大規模な追跡調査では、日常的にサイクリングをする習慣がある人は、2型糖尿病になるリスクが約20%も低いことが明らかになっています。これは、後からサイクリングを始めた人にも同様の効果が見られたとのことです。
これらの研究は、自転車が単に痩せるだけでなく、生活習慣病の予防という観点からも非常に有効な手段であることを示しています。
ウォーキングの健康効果

一方で、ウォーキングのメリットは、その手軽さと骨への良い影響です。着地時の適度な衝撃は骨密度を高め、将来の骨粗しょう症予防に繋がります。関節への負担が少なく、いつでもどこでも始められる安全性も大きな魅力です。
どちらも健康に良い運動ですが、生活習慣病のリスクをより積極的に下げたいと考えるなら、
自転車を習慣にすることのメリットは大きいと言えるかもしれません。
クイズで復習タイム!
健康は一日にしてならず、じゃ。自転車がある生活習慣病の予防に効果的という話があったが、覚えておるかな?ヒントはこちらじゃ。
内容理解クイズ⑤
デンマークの大規模な追跡調査によると、日常的にサイクリングをする習慣がある人は、ある生活習慣病になるリスクが約20%も低いことが報告されています。その生活習慣病とは「〇〇〇〇〇」です。
答えを見る
答え: 2型糖尿病
もっと楽に、もっと楽しく!E-bikeという賢い選択

愛用者の声が続々!
「今まで億劫だった坂道が、今では一番の楽しみに!気づけば体重も落ちていて、MOVEには感謝しかありません。もっと早く出会いたかった!」他のレビューも見てみる →
自転車の健康効果は魅力的だけど、坂道や長距離は辛そう…
運動はしたいけど、汗だくになるのはちょっと…
そんな風に感じて、自転車での運動をためらっている方も多いのではないでしょうか。
その悩みを解決してくれるのが、次世代の電動アシスト自転車「E-bike」です。
中でも、極太のファットタイヤとパワフルなモーターが特徴の「MOVE XS」は、これまでの自転車のイメージを覆す、新しいフィットネスの相棒になってくれます。
わー!この自転車、すっごくオシャレ!しかも折りたためるんだ!
これなら坂道も楽ちんだし、お洋服が汗で汚れちゃう心配も少ないかも♡
ウキ!これでバナナ屋さんまでひとっ飛びウキ!
ももちゃんさんの言う通り、E-bikeは運動の『辛さ』を
『楽しさ』に変えてくれる素晴らしいアイテムです。
チー助くんも、これなら遠くまでバナナを探しに行けますね。
MOVE XSがダイエットにおすすめな理由
- 坂道も楽々、行動範囲が広がる: 350Wの強力モーターと5段階のアシストで、急な坂道も軽快に登れます。今まで諦めていた少し遠くの公園やお店まで、気軽に出かけることができるので、自然と運動の機会が増えます。
- 抜群の安定感で初心者も安心: 通常の自転車の約2倍の太さを持つファットタイヤは、砂浜や山道といったオフロードはもちろん、街中の段差でも驚くほどの安定感を発揮します。「バイクに乗っているような感覚」で、安心してサイクリングを楽しめます。
- 運動効果もしっかり: 「電動だと運動にならないのでは?」というのは誤解です。アシストがあるとはいえ、ペダルをこぐ動作は有酸素運動です。アシストレベルを調整すれば、心拍数をコントロールしながら、自分に合った強度のトレーニングが可能です。1回の充電で最大80kmも走れるので、長時間の運動にも対応できます。
- おしゃれで便利: スタイリッシュなデザインで、街乗りにもぴったり。さらに、わずか3ステップで折りたためるので、車に積んで旅先でサイクリングを楽しんだり、玄関先にコンパクトに収納したりすることも可能です。
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お得なキャンペーンも実施中のようなので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
サイクリングの相棒を見つけよう
サイクリングを始めるなら、自分に合った一台を見つけることが大切です。
どんな自転車があるのか、まずは情報収集から始めてみてはいかがでしょうか。
あわせて読みたい:サイクリングを始める前に
自転車は運動にならないという噂を検証

「自転車は楽だから運動にならない」という声を時々耳にしますが、
これは大きな誤解です。
特に、電動アシスト自転車の普及や、下り坂でペダルをこがずに進める快適さから、そうしたイメージが持たれがちかもしれません。
しかし、科学的に見て、自転車は非常に効果の高い有酸素運動の一つです。
名古屋市立大学の髙石教授の研究によると、自転車はウォーキングよりも運動強度が高く、同じ時間運動した場合のエネルギー消費量が大きいことが示されています。
特に、市街地での走行は、信号での停止や発進・加速を繰り返すため、ジムのフィットネスバイクで一定のペースでこぐよりも、実際には大きな筋力が必要となるのです。
うむ。楽に感じるのは、それだけ自転車が効率的な乗り物だという証拠じゃ。『楽=運動にならない』ではないのじゃよ。楽して成果が出るなんて、
こんないい話はないじゃろ?ワシの頭のように、冴えとるじゃろ?
博士、最後のギャグは余計ですが、その通りです。効率が良いからこそ、
続けやすく、結果的に大きな健康効果に繋がるんです。
また、少しの坂道でも、自転車で上ることは体に効果的な負荷をかけ、足腰を鍛えるトレーニングになります。
もし「自転車に乗っても運動になっている気がしない」と感じる方がいるとすれば、それは乗り方に原因があるかもしれません。
例えば、ギアが軽すぎたり、だらだらとゆっくりしたペースで走りすぎたりしている場合、期待する運動効果は得られにくくなります。
少し息が上がるくらいのペースを意識し、適切なギアを選ぶことで、自転車は立派な脂肪燃焼トレーニングになります。
自転車は運動にならないのではなく、「運動になる乗り方」をすることが大切なのです。
運動と心の健康

ウォーキングやサイクリングは、体だけでなく心の健康にも良い影響を与えます。ストレス解消や気分のリフレッシュにも繋がるので、メンタルケアの一環として取り入れるのもおすすめですよ。
あわせて読みたい:運動とメンタルヘルス
歩きと自転車どっちが痩せるか知恵袋の意見

Yahoo!知恵袋のようなQ&Aサイトで「歩きと自転車 どっちが痩せる」と検索すると、実に様々な意見が見つかります。
「同じ距離なら絶対に徒歩が痩せる」という回答もあれば、「同じ時間なら自転車の方が効率的」という声もあり、初心者は混乱してしまうかもしれません。
なぜ、このように意見が分かれるのでしょうか。
私、知恵袋で『自転車は脚が太くなる』って見て、
ちょっと心配になっちゃいました…。
え、そうなの?じゃあウォーキングの方がいいのかな…。
でもチー助とサイクリングしたいし…。
お二人とも、落ち着いてください。ネットの情報は前提条件が大切です。
この記事で解説したように、
競輪選手のような特別なトレーニングをしない限り、
脚が極端に太くなる心配は少ないですよ。
むしろ、正しいフォームで行えば、
どちらも美しいボディラインにつながります。
その理由は、多くの回答が個人の体験に基づいており、比較する際の
「前提条件」がバラバラだからです。
例えば、「3km」という同じ距離で比較した場合、これまでの解説通り、運動時間が長くなるウォーキングの方が消費カロリーは多くなるため、「徒歩が痩せる」という意見は理にかなっています。
一方で、多くの人が運動に割ける時間は限られています。
そのため、「30分」という同じ時間で比較すれば、より運動強度の高い自転車の方が効率的だという意見になるのも当然です。
また、「自転車は脚が太くなる」といった意見も見られますが、これも一概には言えません。
競輪選手のような高負荷のトレーニングをしない限り、一般的なサイクリングで脚が極端に太くなる心配は少ないとされています。
むしろ、正しいペダリングは脚全体のシェイプアップにつながります。
知恵袋の意見は、個々の体験談として参考にはなりますが、その背景にある「時間」「距離」「強度」といった条件を理解した上で、この記事で紹介したような科学的な情報と照らし合わせることが、正しい判断につながります。
さらなるステップアップを目指すあなたへ
ウォーキングやサイクリングに慣れてきたら、自宅での筋トレやサプリメントの活用も視野に入れると、さらに効率よく理想のカラダに近づけます!
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結論!歩きと自転車どっちが痩せるのか

これまでの情報を総合すると、「歩きと自転車どっちが痩せるか」という問いへの答えは、あなたの目的やライフスタイル、そして性別によっても変わってきます。
この記事の要点を以下にまとめました。
運営者プロフィール|よーすけ
自宅をジム化し、7年以上にわたってダンベルやベンチなど様々な筋トレ器具を愛用。
「鍛えた体を活かすメンズファッション」にも関心を持ち、トレーニングウェアから私服コーデまで日々研究中。
このブログでは、筋トレ初心者にもわかりやすい器具選びや、男らしさを引き立てるファッション情報を発信しています。


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